もしあなたがビルメン未経験としましょう。
ビルメンテ会社に転職したいと考えているのならどうするべきか?、、、
私の経験上では以下のプランがあると思います。
①未経験だが学歴が理系大学、工業高校卒業の場合
30歳後半で未経験は大手の面接には不利に働きます。しかしこれは正社員採用の話です。契約社員で入り込むなら全く問題ありません。
また契約社員でも1年、2年と経験すればほぼ正社員に移行出来ます。面接時に「入社後いつくらで正社員に移行可能ですか?」と必ず質
問してください。自分がその可能性あるかを面接で確認すればおおよその目星がつくでしょう。この業界は慢性的な人手不足です!契約社
員で入社しても資格をきちんと取っていけば正社員にはなれる業界です。30歳後半なら大手は契約社員スタートが基本になるでしょう
が、独立系のビルメンテナンス会社は正社員採用がありますのでここはどちらがよいか検討してください。30歳後半で未経験のビルメン
テナンス転職には何よりも資格が必要です!第2種電気工事士とボイラー2級、あと消防設備士の消火器か自火報設備あたりをさくっと取
得済みにしておけば「理系の基本学力+基本資格」の力で面接は勝ちにいけるはずです。特に大学、工業高校の電気科卒の人は面接で「電
験3種の勉強もしっかりしております!」と言い放てばポイント高いでしょう。おそらくどのビルメン会社も自社の社員が全然電験3種に
合格しなくて困っているので、どうせ採用するなら合格の望みある人物を採用したいはずですから。さて、理系、工業高校卒業者で未経験
の方の就職活動は転職サイトの利用と転職エージェントの登録をメインに考えるのが基本です。ハローワークは補完としての利用でよいと
思います。中でも転職エージェントは条件の良い企業が多いです。その分エージェントも利用者を厳選しますが理系、工業高校卒のスペッ
クでビルメンテナンス会社を第一希望にしてるなら十分にエージェント利用が可能です。
特に大学の工学部出身者は相当有利!は間違いなし!!
私の知人は50歳代で契約社員として日本でも有名なZ社に入社しておられます。逆に30歳であっさりエージェントに「あなたは紹介で
きる会社が無い」とあしらわれた知人もおります。この差は学歴が一番大きいと感じました、、。50歳代の方は電気工事士1種を転職活
動中に合格しておられましたが、前職は完全な営業職で実務経験はありませんでした。面接時には即戦力として迎えると言われたとのこと
ですが、未経験で「即戦力」と言わしめる工学部卒の力を感じた事例です。私の体験上ですが、転職エージェントの営業マンは「より儲か
る、より効率的な専門知識、経験豊かな人物」を好んでいるので未経験の人など「あ~面倒くせ~、適当にあしらって帰ってもらおっと
♪」的な態度に出てくる事が多いです。しかし紹介単価が安くても熱心に紹介し売り込んでくれる良い営業マンもおります。これは事実の
話ですので最低でも2社程度はエージェント巡りをしてみて損は無いですよ。
②未経験で文系卒業者の場合
30歳台後半で文系、未経験の方は大手なら契約社員スタートが基本で、独立系は正社員か契約社員どちらかになるでしょう。40歳後半
とか50歳台とかの場合は契約社員で入社し定年まで契約社員のままのパターンが多いです(契約社員といってもその企業が管理する現場
が無くならないので契約解除などはほぼありません。)30歳代後半は入社後に正社員に十分なれます。未経験の方は必ず2種電気工事士
とボイラー2級、危険物乙4類、消防設備士あたりは揃えておくべきです。書類選考で資格があれば有利です。現在失業中という場合には
職業訓練学校に通うう事もありです。ここなら6ヶ月程度勉強しながら就職活動に専念できるからです。資格が揃えば、転職サイトに登録
し、ハローワークも併用して就職活動に入るのが良いと思います。契約社員で良いから大手が良い!と言う方は転職エージェント利用もあ
りです。
③40歳以上の未経験者の場合
未経験で40歳以上は大手は契約社員採用です。独立系なら正社員採用もあるでしょう。大手にしても独立系にしても、現場の人件費を抑
える目的でのみ採用するということなら契約社員→正社員の流れは無いでしょう。この辺は面接で「正社員移行などはありますか?」とで
も聞いてみると判るはずです。いかにも単価の安い現場(市役所、図書館などの公共施設など)は人件費抑制が必須ですので正社員を目指
すのなら避けた方がよいと思います。電工1種や電験、ビル管など資格勉強をしたいのであればオフィスビルをメインに考えて就職活動す
るのが良いでしょう。ハローワークの求人が勤務予定現場が具体的に明記されるので参考に良いでしょう。転職サイトも当然しっかり利用
して活動していって下さい。40歳以上の未経験でビルメン転職は、ハローワークを基本にしつつ、転職サイトも利用という形がよいです。
その前に職業訓練学校に通えるのならぜひとも利用して下さい。